美について
223−木に習う
(photo by siroko, 写真部)
松の木のたたずまいはどうだろう。耳を澄まして何かに聞き入っているかのようだ。
モミの木はどうだろう。まんじりともせず何かを待っているようだ。
この木々たちは、少しもあせってはいない。慌てず、いらだたず、わめかず、静けさの中にあり、じっとしていて、忍耐強い。
わたしたちもまた、このような松の木とモミの木の態度に見習うべきではないだろうか。ー「漂泊者とその影」
*たたずまい たたずまひ 3 0 【▼佇まい】
〔「ただずまい」とも〕
(1) 立っているようす。また、そのものからかもし出されている雰囲気。
「城下町の落ち着いた―」「庭の―」
(2) 身をおく所。転じて、生業(なりわい)。
「人間(ひと)さまざまの―/人情本・梅児誉美 3」
(an) appearance
(a) shape.
用例 |
*まんじり
(副)
(多く「と」を伴って)
(1) ちょっと眠るさま。多く、打ち消しの語を伴って用いる。
「―ともしないで夜を明かす」
用例 |
一晩中まんじりともしなかった. I was wide awake all night.
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*いらだ・つ 3 【▼苛立つ】
(動タ五[四])
思いどおりにならなくて落ち着かない。いらいらする。
「時刻がせまってきて―・つ」「神経が―・つ」
*わめく 喚く
〔「わ」は擬声語〕大声で叫ぶ、また、怒る。
〈大声で〉 shout; cry; raise one's voice; yell; give [【形式ばった表現】 utter] a yell
*にんたい 1 【忍耐】
(名)スル
苦しみ・つらさ・怒りなどを、たえしのぶこと。
「寛容と―」「―する限度」
關於美
223--向樹學習
松樹的姿態如何 像是正在洗耳恭聽什麼一樣
冷杉又如何呢 彷彿一刻也不闔眼般的在等待什麼一樣
這些樹木 一點也不焦急
不著急地 緩緩地 安靜地 矗立在寂靜中 不作聲 堅忍不拔
我們難道不應該像這些松樹和冷杉的態度學習嗎